Home > ご挨拶

ご挨拶

 ~糖尿病を始めとした生活習慣病の予防と重症化防止に向けて~

2018年4月1日より、大学院医学系研究科に社会連携講座「糖尿病・生活習慣病予防講座」を開設し、日本国民の健康増進に資することを目的に、医療ビッグデータの解析やICTの活用を通じ、『生活習慣病の予防と重症化防止に資する効果的モデルの構築に向けた共同研究』を開始いたしました。本講座は、共同研究機関の朝日生命保険相互会社、協力講座の東京大学大学院医学系研究科 腎臓・内分泌内科(南学正臣教授)、糖尿病・代謝内科(山内敏正教授)との連携の下で、研究、人材育成を推進して参ります。

生活習慣病や、その関連疾患(糖尿病、脂質異常症、高血圧、肥満、慢性腎臓病、心血管疾患、がん、等)は、医療費の約3割、死因の約6割を占めており、生活習慣病の予防、重症化防止への対策は、健康寿命を伸ばし、医療費の負担軽減にも資することになります。

糖尿病を始めとする生活習慣病の発症、合併症の進展は、個々人の健康状態に加え、食事や運動といった日常的な生活習慣が密接に関係していますが、これら各要素の因果関係に関しては不明な点が多く残されています。糖尿病は腎症、網膜症、神経障害などの特有な合併症を発症するリスクが高いのみならず、心疾患、脳血管疾患、慢性腎臓病、認知症などの原因疾患でもあり、当疾患の予防や重症化防止の実現は、国民の健康増進や医療費の抑制といった観点からも極めて有用です。

本講座は、生活習慣病の代表的疾患であり、患者数とその予備群も多い糖尿病を中心に、医療データを多角的に解析し、重症化予測モデルの構築や、ICTを活用した生活習慣の効率的な改善スキームの確立に向けた研究を推進してまいります。これらの研究を通じて、社会と患者さんに還元できるように努めてまいります。

 

糖尿病・生活習慣病予防講座 特任教授 門脇 孝

 

【Takashi Kadowaki】.jpg

 

略歴

門脇 孝  医学博士

昭和53年03月 東京大学医学部医学科卒業

昭和55年06月 東京大学医学部第三内科学教室

昭和61年10月 米国国立衛生研究所(NIH)糖尿病部門留学

平成02年00月 東京大学医学部附属病院第三内科助手

平成08年06月 東京大学医学部(内科学第三)講師

平成13年01月 東京大学大学院医学系研究科代謝・栄養病態学(糖尿病・代謝内科)助教授

平成15年08月 東京大学大学院医学系研究科代謝・栄養病態学(糖尿病・代謝内科)教授(~平成30年3月)

平成21年04月 東京大学総長特任補佐(~平成23年3月)

平成23年04月 東京大学医学部附属病院長(~平成27年3月)

平成30年04月 帝京大学医学部附属溝口病院 病態栄養学講座常勤客員教授(現職)

平成30年06月 東京大学大学院医学系研究科 糖尿病・生活習慣病予防講座特任教授(現職)

 

学会活動

日本糖尿病学会 理事長

日本肥満学会 理事長

日本医学会連合・日本医学会 副会長